樹脂敷板(プラスチック敷板)をおすすめする理由とは?コンパネや敷鉄板との比較、樹脂敷板Wボードの人気の理由もご紹介

- プラスチック敷板
敷鉄板は知ってるけど、樹脂敷板ってどうなの?
強度が弱いので使い道も制限されそう・・・そんな疑問やお悩みをお持ちではないですか?
- 敷鉄板と比べて何が違うか?
- 樹脂鉄板はどんな使い方ができる?
- 敷鉄板の代用は可能なのか?
という基本知識や選ぶ方だけではなく、
- 樹脂鉄板はどこで買うと良いのか
- お店やサイト選びのコツ
- 実際の事例や体験談

などをまとめて紹介しています。
このページを見れば「樹脂敷板、プラスチック敷板」について何も知らない方でも安心して「自分の考えている使用方法は樹脂鉄板でも大丈夫かどうか」をイメージできるようになるでしょう。
メリットデメリットだけでなく、実際の利用例などについても豊富にご紹介していきますので、ぜひご参照下さい。
このページでわかること
・敷鉄板と樹脂敷板との違い
・樹脂敷板は軽くて、耐重もある
・敷鉄板より樹脂敷板の方が良いケースはおおい
・選ばれた方はどんな悩みや使い方をしているのか
・お店選びがとっても大事
・樹脂敷板なら「Wボード」がおすすめ(国に認められている)
樹脂製敷板とは?
樹脂製敷板とは、工事現場や農業現場などで利用されるものです。
樹脂製敷板(プラスチック製敷板)で作られた敷板で、軽くて丈夫なことが特徴です。※プラスチック敷板・プラ敷板・プラシキ・ プラバン・シキバンなどと呼ばれることもあります。
素材は、いくつかありますがポリエチレン製の物が多いです。
その他素材としては再生ポリエチレン製や木材とポリエチレンの複合材であるウッドプラスチック製などがあります。
国内製造品だけでなく海外製までさまざまな種類があります。

樹脂敷板の特徴やメリットデメリット
樹脂敷板は、何と言っても「軽い」「人の手で敷設出来ること」です。
敷鉄板ですとクレーンやユニックなどで設置する必要がありますが、樹脂敷板では重機が不要です。
耐重を気にする方も多いですが、ある程度の強度もあります。
10tトラックが走行しても割れることがありません。軽くて丈夫なので繰り返し使えるため経済的にもメリットがあります。
樹脂敷板の特徴
- 敷鉄板(約500kg)に比べ最大約40kgと軽い
- 柔軟性があり、地面にフィットしやすい
- 耐荷重最大120tで10tトラックが走行しても割れない
- 加工しやすい(電動ノコギリで切断できる)
- 耐水性があり水気の多い場所でも何度でも使える
- 薬品への耐性も高い
樹脂敷板のメリット
- 敷鉄板と比べて軽く、設置が手作業で出来る
- 人の手で運べるためクレーンやリフトなどの重機が不要でコスト削減に繋がる
- 敷鉄板に比べて価格が安い
- 水に強く錆びたり腐ったりしない
樹脂敷板のデメリット
- 使用時に土地をならすなどのひと手間が必要
- 固定金具を使用しないとズレやすい
- 局部荷重に弱く割れてしまう場合がある
- 柔らかすぎる土地では敷板が凹みすぎて割れる可能性がある
- 敷鉄板にくらべて耐用年数が短い(約10年)
- 紫外線や温度差の影響で劣化してしまう
- ホイールローダーや鉄キャタなどには使えない
敷鉄板やコンパネとの比較検証
樹脂敷板を検討している方は、同時にゴムマットやコンパネも検討しているケースがとても多いです。
そこで樹脂敷板と「コンパネやゴムマット」の違いをここでは説明したいと思います。
樹脂敷板と敷鉄板との違い
樹脂敷板のメリットは、800kgある敷鉄板に比べて最大40kgと軽いこと。
人で持ち運びと設置ができるため、クレーン手配や操縦のコストが削減できます。
また、敷鉄板の3分の1の価格で購入できます。
デメリットは、敷鉄板より強度が弱いため、側溝などの橋渡しに使えないことです。
樹脂敷板とゴムマットとの違い
樹脂敷板のメリットは、「強度がある」「持ち運びやすさ」です。
樹脂敷板を運ぶ際は、だわんとなりにくいため運びやすいです。
ゴムマットに比べて強度も強く10年以上使い続けることができる場合もあります。
デメリットはゴムマットのようにクッション性がないため段差に使えないこと。段差の養生に使うと滑ってしまいます。
樹脂敷板とコンパネ(合板)との違い
樹脂敷板のメリットは、「腐らない」「繰り返し使える」という点です。
樹脂敷板は水に強く腐らないため何度でも繰り返し使うことができます。
サイズが豊富な点も選ばれる理由のひとつです。
オススメ用途 「こんな時には樹脂敷板(プラスチック敷板)」で解決できます
敷板が必要な理由は、大きく2点あります。
- 車両が安全に走行するため
- 地面を傷つけないため
工事現場は未舗装地が多く土地がでこぼこなため車が安全に走行できません。
そのために敷板が活躍します。
他には、芝生をタイヤ痕で傷めたくない、現状復帰が必要な土地などにも使われます。
その中でも樹脂敷板は下記の場所や用途で使われています。
- 軽トラックや1tトラックなど比較的軽い車両の走行
- 畑・田んぼのぬかるむ場所の走行
- 工事現場の人や一般市民の人が通る仮設通路
- 重機が入れない狭い通路の土地養生
- 仮設駐車場
- 高所作業車を利用する際の地面養生
- インターロッキング・コンクリート・アスファルトなどの養生
- トラックの荷台保護
他にも樹脂敷板で対応できる用途はまだまだあります。ご自身の用途で使えるか不安な方は、次の事例をご覧ください!
樹脂敷板の使い方や事例
プラスチック敷板を実際に使っていただいた事例です。ぬかるみの養生や、芝生の保護など、幅広く活用していただいています。「こんな使い方ができないかな」とお悩みの方は、ぜひご覧ください。
①自宅の庭を駐車場に。砂利より簡単!
結果
・庭がデコボコにならなくなった
・タイヤが汚れなくなった
自宅の庭を真砂土で舗装するのは安くて見栄えもいいです。ただ車を駐車するとタイヤが汚れたり、庭がデコボコになります。コンクリートや砂利でなく、簡単に設置できる樹脂敷板で解決できました。
②畑を仮設駐車場に。コンパネよりも長持ち!
結果
・農地転用しなくて済んだ
・雑草も防止できた
一時的な駐車場にするには、農地転用は大げさすぎです。コンパネなどでぬかるみ対策だとすぐ腐ってしまう。樹脂敷板なら水に強くぬかるみ対策にも役立ち雑草防止も出来て一石二鳥です!
③水たまりの解消に。砂利よりメンテナンスが簡単!
結果
・へこみが解消され水たまりがなくなった
出入口はへこみができ水たまりになることが多いです。砂利ではなく樹脂敷板を使うことでメンテナンスが不要になりました。
④芝生を傷めないために。敷鉄板より作業効率アップ!
結果
・芝生が痛まなかった
・スムーズに作業できた
芝生の上を重機が走行すると生えなくなります。重すぎる敷鉄板では芝生を守ることができません。樹脂敷板なら軽くてある程度頑丈なため、芝生を養生することができました。
⑤農業のぬかるみ対策に。コンパネよりコスト削減!
結果
・コンパネを買うよりコスト削減に
・作業効率がアップした
農業は柔らかい土地・ぬかるむ場所が多々あり養生する必要があります。コンパネだと毎年購入する必要がありますが、樹脂敷板だと毎年繰り返し使えるのでコスト削減になります。
⑥敷鉄板が使えない狭い通路に。移動も簡単!
結果
・1t車もらくらく走行できた
・予定通り工事を終えた
多少の雨なら問題ない土地も、多く降りすぎるとぬかるみます。そんな土地で敷鉄板が設置できない狭い通路だと製品が限られます。コンパネを使うより樹脂敷板の方が頑丈で安心して走行できます。
⑦アスファルトを長持ちさせたい。敷鉄板より使いやすい!
結果
毎日車両が往来する事務所のアスファルトがすぐ剥がれてしまっていました。を施工し直した後に樹脂敷板を敷いたことで、今年はアスファルトが剥がれることなく利用することができました。
⑧トラックの荷台の板を保護したい
結果
・荷台のコンパネが雨に濡れることが減った
・荷台のコンパネの傷を防止できた
3t以上のトラックの荷台はコンパネ(木板)が設置してあるものが多いです。木板は雨で腐り、傷で腐食します。樹脂敷板で木板を守ることで短期的なメンテナンスが不要になりました。
敷板ネットでは、他にも多数の事例を紹介しています。
→お客様導入事例へ
事例をみたけど、自分の用途に対して使えるのか不安、、、そんな方は?
敷板ネットでは、お客様の用途にあった商品をご提案します。お客様の用途に対して樹脂敷板が使えない場合は正直にお伝えします。敷板ネットの商品の購入を促すことはありません。
不安な方はぜひ下記電話番号までお問い合わせください!
樹脂敷板の価格は?敷鉄板や他の養生製品と比較
敷鉄板や他の養生製品との違いや用途が分かりました。しかし、価格が高いと購入する気にはなりません。そこで樹脂敷板の価格や他の養生製品の価格と比べてみましょう。
- 敷鉄板(48サイズ)・・・新品:約8万円/中古:約5万円
- 樹脂敷板(48サイズ)・・新品:約3万円/中古:約2万円
- ゴムマット(1mx2mサイズ厚み10mm)・・・新品:約7,500円/中古約7,000円
- コンパネ・合板(36サイズ)・・・新品:約2,500~4,000円
※2022年11月:敷板ネット調べ
敷鉄板は頑丈で長く使える分価格も高いです。コンパネやゴムマットは安価ですが、すぐ破損してしまう場合が多いです。樹脂敷板なら適度に頑丈で長く使うことが出来るためおすすめです。急な雨で敷板が必要になることもありますので、数枚手元に置いておくのもおすすめです!
樹脂敷板の中でも注目商品「Wボード」とは?
日本国内で出回っている樹脂敷板は、海外製・日本製があります。敷板ネットで販売している樹脂敷板「Wボード」は他と比べて大きな違いがあります。
- 木質バイオマスとポリエチレンの複合材「ウッドプラスチック」製
- 柔軟で土地になじむため割れにくい
- 国土交通省NETIS-VE評価(CG150003-VE)
- 国内2拠点で製造しているため在庫がなくなりにくい
- 価格は他の樹脂敷板より安い

海外産は高密度ポリエチレンを使っている商品で硬く作られています。硬い商品の場合、未舗装地だと土地になじまないためパタパタします。パタパタが原因で近隣の騒音問題や作業員が挟まれるなどのケガをする恐れもあります。
その点、Wボードは柔らかく土地になじみむためパタパタしません。ゴムタイヤ走行で割れることも滅多にありません。国土交通省NETIS-VE登録されており、公共工事で利用すると加算対象になります。
樹脂敷板を購入するにはどこがおすすめ?
樹脂敷板を購入したい!と思った時に「相談が密で安心な所がよい」「早く欲しい」「なるべく安く買いたい」と思う方がいらっしゃいます。それぞれでおすすめの購入方法をご紹介します!
アフターフォローで安心の代理店
購入した後、使い方や設置などのフォローをしてほしい方はお近くの代理店や工務店で購入するのがおすすめです。
メリット
・設置までしてくれる
・設置後のメンテナンスも相談できる
・現地まで来てくれるので安心
デメリット
・価格は問い合わせないと分からない。
※見積もりは複数社行うのがおすすめです!

商品がすぐ欲しい方はホームセンター
今すぐ欲しい!そんな方はホームセンターがおすすめです。ホームセンターだと、その場で商品が確認でき、購入できます。
取り扱いホームセンターは、コメリ・ビバホーム・ナフコ・ジュンテンドーなど。
メリット
・実際の商品を手に取ってみることができる
・商品がその場で持って帰れる
デメリット
・置いていない店舗もあるため、事前に電話で問い合わせが必要
・持って帰るため荷台のある車両(トラック)が必要
・配送サービスを行っているホームセンターもある
・取扱商品が少ない

安く購入したい方はネットショップ
少しでも安く購入したい方はネットショップがおすすめです。Yahooや楽天など同じ商品を違う店舗が販売しているため価格競争があるため安価になっています。
メリット
・価格が安い
・お届け先まで届けてくれる
デメリット
・実際の商品がみられない
・類似品に注意:サイズや厚みなど違うものがあるため詳細をよく読むこと
・送料無料に注意:送料無料でもトータルが高い商品もある
・お届けに条件がある:法人限定・本州限定・現場不可などがある

1週間~数か月だけ使いたい方はレンタル
使う期間が決まっていてその後は必要ない方はレンタルがおすすめです。お近くの代理店・リース会社に問い合わせすることで利用することが出来ます。
価格は1か月10枚レンタルでおよそ5〜6万円+送料代ほどなので購入より安く利用できます。
メリット
・短い期間なら購入より安い
・現場まで配送してくれる
デメリット
・初めての方は紹介が必要な場合がある
・在庫がない場合がある
・割れてしまった時の保証料が高い
もっと安く購入したい方は中古品
商品をより安く購入したい方は中古品がおすすめです。ですが樹脂敷板の中古品はあまり出回りません。理由としては、使えなくなるまで利用する方が多いためです。地道にネット検索を続けると見つかる可能性もあります。
メリット
・新品の半額程の価格で購入できる
・新古品として出品されることもある
デメリット
・なかなか出回らない
・ネットだと商品の状態を見ることが出来ない
・返品不可
まとめ
いかがでしたでしょうか?
樹脂敷板の特徴やメリットをまとめてみました。
- 軽くて、人力で作業できるので手軽に使うことができる
- コンパネより長持ちでコストパフォーマンスが高い
- 敷鉄板が入らない狭い通路に最適
- 10t程度のトラックの走行なら樹脂敷板で対応できる
- 芝生の保護には樹脂敷板が最適
- 樹脂敷板Wボードは国土交通省NETISに登録されており、公共工事に有利
- 購入する店舗でそれぞれの良さがある
使う車両が中型トラック(5t以内)なら樹脂敷板で問題なく使える工事が多かったのではないでしょうか?
今まで敷鉄板しか使ったことがない方は、ぜひ樹脂敷板も視野に入れてみていただけると工事の幅が広がるかもしれません。