耐久性は大丈夫?プラスチック敷板のシーン別の耐用年数や目安を解説

- プラスチック敷板
いつもご覧いただきありがとうございます。最近、敷鉄板の代わりにプラスチック敷板を検討されているお客様が多く、とても嬉しいです!
ですが、敷鉄板と同じ強度、同じ耐久性を持っているわけではないので、プラスチックで耐えられるか不安と言ったお声を頂きます。
本日は、プラスチック敷板の耐久性や耐用年数についてご紹介します。
プラスチック敷板はどのくらいもつの?
プラスチックの耐久年数は正直な所分かりません。
理由は、ご利用方法によって数年~数十年と変化するためです。
しかしこれでは、ご利用したい方法が何年持つのか全く分かりませんよね。
そこでプラスチックの耐候年数と、さき子がお客様からお聞きした利用方法によっての現状をお伝えします!
大前提として「耐候年数」があります。耐候年数とは気候(紫外線)により劣化する年数です。
「耐候年数」は7年と言われていますがそれは開発されてまだ7年しかたっていないからです。
今回は使い方によって変わる「耐久年数」についてご紹介します。
プラスチック敷板が使える年数は?
1、建築・土木現場:バックホウなどの重機の場合
〇数回~数年
トラックのようなゴム製のタイヤではなく、鉄製のタイヤの場合の耐久年数は短いです。
重機の鉄部分が敷板に当たり傷が増えるため、強度や荷重が弱くなっていきます。
工事での使用度が多い場合、敷板にかかる衝撃も多いため劣化は早いです。
1回の利用で割れてしまう方は、「尖った石を撤去していない」「土地を平らに均していない」方を行っていない方が多いです。
1回の利用で割れてしまった、という事例もありますが、それは「尖った石を撤去していない」「土地を平らに均していない」場合がほとんどです。
プラスチック敷板は鉄板と同等の強度があるわけではありません。
正しい用途で利用すれば数年~数十年使うこともできます。
2、仮設駐車場:乗用車の駐車場利用の場合
〇数年~十数年
乗用車のような比較的軽い車なら耐久年数は工事で扱うより長く利用できます。
条件としては、「尖った石を撤去する」「土地を平らにする」「敷板同士を1cm以上あけて設置する」を行うこと。
凸凹な状態の土地だと敷板もなじみでこぼこになります。
敷板が変形した状態で利用し続けると、極部荷重がおこりやすくなり劣化が早くなります。
3、農業現場
〇田んぼのような軟弱地盤・・・1回~数年
農作業で使う農機具にもよりますが、数トンにもなるコンバインなどは1回で割れてしまったり変形してしまう場合もあります。
理由は、土地が軟弱すぎるため、敷板が土地に馴染みすぎてしまうからです。
田んぼ・畑に使う場合は、土地がへこんでいる所は土を埋めるなどしてなるべく平らにしてから使用してほしいです!
〇ビニールハウス内・周辺の養生・・・数年~十数年
ビニールハウス内・周辺に利用する際は軽トラックが多いのではないでしょうか?
軽トラックでの利用なら軟弱でないかぎり、数年以上使う事ができます。
〇ビニールハウス内の資材置き場(遮熱タイプ)・・・数年以上
遮熱タイプのビニールハウスの場合、紫外線での劣化はしずらい状況なので数年~数十年利用することができます。
資材を置くだけなら劣化も少ないので数年使ってもびくともしません。
資材に足があるものは4点荷重がかかりやすくなるので、定期的にずらすのもオススメです。
プラスチック敷板は設置方法を気を付けるだけでも長持ちします!
気を付ける方法は以下の2点です。
- 土地の石を撤去
- 土地を平らにする(転圧をする)
2点を行うだけでも敷板を長持ちさせる事ができるので、工事の際は設置前に必ず行ってください!



プラスチック敷板の性質を理解しつつ、安心・安全な工事や仕事を行って頂きたいといつも心に願っているさき子です!
この時期良くあるお問合せシリーズを今後も続けていきたいと思います。ぜひ皆さんご感想やこんな問い合わせないの?ってご意見頂けると大変うれしいです!