1. 敷板ネットブログ
  2. お客様導入事例
  3. プラスチック敷板
  4. 砂利土地の上を車いすで通るには?プラスチック敷板を使用することで走行できる

砂利土地の上を車いすで通るには?プラスチック敷板を使用することで走行できる

車椅子の通路にプラスチック敷板を使った事例
  • プラスチック敷板
  • 通路

新築工事前の砂利土地で地鎮祭を執り行うため、参列者用の通路として、プラスチック敷板Wボードをご利用いただいた事例です。
地鎮祭というと、家や工場などの建物を新築する前に、その土地の神様に土地を使用する許しを得るとともに、工事の安全を祈願する儀式です。新築前の土地は、砂地や砂利土地であることが多く、地鎮祭の会場となる場所や天候などによっては、通路が必要となります。
今回の地鎮祭では、参列者に高齢の方や車椅子をご使用の方がおられるとのことで、会場までの砂利土地に設置する通路をご検討されていました。

今回ご利用いただいた商品はこちら↓

建築工事の際に必ず執り行われる地鎮祭

地鎮祭の土地は未舗装地

更地の上に、テントと紅白幕。そして正装した人々。
地鎮祭に参列したり、一度は見かけたことがある方も多いと思います。
地鎮祭は、家や工場などの建物を新築する際、地盤調査がおわった着工前の段階で、施主(建物の工事を発注した人)、設計・管理者や施工担当者などが立ち会い、神主を招いて安全祈願をする儀式です。その土地を守る神様に土地を利用させてもらう許しを得て、工事が安全無事に終わるよう祈願します。吉日の午前中に執り行うことが通例となっており、神式で行われることが一般的です。
地鎮祭の流れは以下の通りです。

  1. 手水
    式場の外で体の汚れを除き、祭式にのぞみます。
  2. 修祓(しゅばつ)
    祓い清め神に近づくことで、参列者は神主のお祓いを受けます。
  3. 降神(こうしん)
    清められた式場へ神をお迎えします。
  4. 献饌(けんせん)
    神饌(米、魚、野菜、菓子、塩、水など)を神の前に供えます。
  5. 祝詞奏上(のりとそうじょう)
    神主が祝詞を奏上します。
  6. 四方祓(しほうばらい)
    神主が祭壇に供えてある神酒、米、塩、白紙を敷地および四隅にまいてお祓いします。
  7. 鍬入(くわいれ)
    施主および設計・管理者が鍬(くわ)を入れ、施工者が鍬(すき)を盛り土に入れます。
  8. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
    施主、設計・管理者、施工者の順で玉串を神前に捧げ、二拝二拍手一拝します。
  9. 撤饌(てっせん)
    神饌を下げます。
  10. 昇神(しょうしん)
    降神之儀でお迎えした神たちを元の御座にお帰しします

以上が祭式で、神前に供えた御神酒で参列者一同が乾杯(神酒拝戴 しんしゅはいたい)し、協力を誓い合う儀として、お供えした御神酒や神饌をいただきます(直会 なおらい)。

新築工事をする際、施主や工事関係者が一同に介す機会は少なく、貴重な機会です。最近では、工期や予算の関係上、地鎮祭を行わずに着工することもあるようですが、工事関係者の連帯感や安全意識を高めるためにも、大切な儀式です。また、近隣の方を招待したり記念品を届けることにより、工事による騒音や工事車両の出入りなどへの理解やお願いをする機会にもなります。

砂利土地は歩行者には歩きづらい

砂利土地で車椅子は走行しずらい

地鎮祭が執り行われる場所というと、建物が新築される前の砂地や砂利土地である場合が多いと思います。今回の事例会場は、比較的大きめの砕石が平らにならされた土地であり、高齢の方などが歩行の際、砂利の凹凸で非常に歩きづらく、足や腰に負担がかかります。また、足を取られてつまずいたり、バランスを崩して転倒する危険もあります。
晴天であっても歩きづらい砂利土地ですが、雨は土地を清めるとされ、雨が降っていても地鎮祭が執り行われるケースがあるようです。歩きづらいのはもちろんのこと、参列者はフォーマルな服装であり、靴や衣装の汚れも気になります。また、今回は参列者に車椅子をご利用の方がおられるとのことで、車椅子のタイヤが砂利に埋まってしまうため、移動が困難になるという心配がありました。
そこで、歩行や車椅子の通行に負担が少なく、かつ安全な通路の設置が必要となりました。

プラスチック敷板なら何度でも利用可能

建設現場では、作業をされる方の通路や土地の養生などにコンパネを使用されることがあると思います。今回プラスチック敷板をご購入いただいたもう1つの理由に、繰り返し使用できるというメリットがありました。
一般的に販売されているコンパネですと、工事が終わる頃には汚れや劣化などでボロボロになり、廃棄が必要となる場合があります。では、プラスチック敷板はどうでしょうか?今回ご利用いただいたプラスチック敷板とコンパネを比べてみました。

コンパネプラスチック敷板
大きさ畳約1畳分(900×1800mm)3尺6尺(910×1820mm)4尺8尺(1219×2438mm)など
厚さ12mm8mm/13mm
重さ12kg程13kg~/21kg~

サイズや重量などは、ほぼ同じで、プラスチック敷板ですと、サイズが数種類からお選びいただけます。
コンパネは、板を数枚貼り合わせたもので、ホームセンターなどで1枚2,500円程度で購入することができます。木であるため、負荷がかかり続けたり、水濡れによる割れや腐食の心配があるため、長期使用には向きません。
プラスチック敷板は、プラスチックと間伐材などを原料として作られた敷板です。使用する土地にもよりますが、耐荷重が最大120トンまでで、工事現場などでは敷き鉄板の代わりや、土地の養生など様々な用途にお使いいただけます。5~10年の耐久年数があり、長期的に繰り返し使用することができます。

当初は、コンパネの使用を考えられたようですが、砕石のサイズが比較的大きめであったため、通行中にコンパネががたついて動いてしまったり、コンパネ同士の境目を車椅子で通行するには危険と判断され、安全に通行することができる素材の敷板をお探しでした。
砂地の通路に使用であれば、ゴムマットが弾力性があり、滑り止め効果もあるのでおすすめですが、今回は大きめの砕石が敷かれた土地であり、ゴムマットであると凹凸になじんで通行しづらいことが考えらました。そこで、

  • ・コンパネと同じようなサイズ、使用方法であること
  • ・砕石の凹凸による影響がなく、使用できること
  • ・敷板の表面に滑り止めがついており、雨天でも安心して使用できること
  • ・耐久年数が長く、繰り返し他の用途にも使えること

などの理由から、今回こちらのプラスチック敷板をご紹介させていただきました。

砂利土地にプラスチック敷板を敷くことで車椅子も走行できる

お客様の声

地鎮祭当日は天候にも恵まれ、滞りなく終えることができました。
砕石で歩きづらかった場所にWボードを敷いたことで、ご高齢の方や車椅子の方にも安全かつスムーズに会場へ向かっていただくことができました。施主様やご参列の方々に喜んでいただき、着工に向けてよいスタートとなりました。ありがとうございました。
今回は、仮設通路を設置する目的でWボードを購入しましたが、今は雨が降った時の現場出入口の通路や養生として使用しています。これから行う基礎工事や建て方工事にも使えそうです。敷鉄板の代わりにもなるので、大変重宝しそうです。

まとめ

工事現場などで、「安全第一」というスローガンがよく掲げられていますが、今回プラスチック敷板をご紹介させていただき、そのお手伝いが少しできたようで嬉しく思います。ご購入、ご利用ありがとうございました。
プラスチック敷板は、建設工事などの現場で、長期的に、繰り返し、様々な用途に使える大変便利な敷板です。ぜひ敷板の選択肢に、プラスチック敷板を入れてみてはいかがでしょうか?

その他の事例にはこちらの商品も使われています