砂利駐車場の凹みと飛散を防止する方法徹底比較!
- プラスチック敷板
駐車場経営の種類
土地活用として駐車場経営を考えている方は多いです。初期費用が少なく、収益化までの時間も短いことから人気の土地活用方法であると言えます。駐車場管理には、大きく3つの方式があります。
- 駐車場の経営をまとめて業者に任せる一括借り上げ方式
- 自分で管理運営を行う自営方式
- 業者に手数料を支払って一部管理運営してもらう管理委託方式
どの方式であっても、利用者に気持ちよく使っていただくために、経営開始後の駐車場のメンテナンスは必要です。この記事では、ご自身で駐車場を経営されている方、管理委託を受けている不動産業者の方向けに、駐車場の土地養生の方法についてお伝えします。
アスファルトやコンクリートではなく砂利を選択するメリット
駐車場経営をしている方の中には、砂利を選択している方も多くいます。アルファルトやコンクリートを敷くと、汚れや傷の心配がない、見栄えがいい、メンテナンスの必要ないなど、メリットはたくさんあります。しかし、アスファルトやコンクリートではなく砂利を敷く理由として挙げられるのが、次の3点です。
砂利の方が安い
駐車場にコンクリートを敷く場合、費用相場は25㎡あたり20万円〜35万円となります。それに対し、砂利を敷く場合、25㎡あたりおよそ50000円〜125000円で済みます。
撤去時の手間を減らしたい
将来的に現在利用している土地を返さないといけない時が来るかもしれません。アスファルトやコンクリートを敷いていると撤去が大変になってしまいます。
防犯対策になる
砂利は人が歩いた時に音が鳴ります。その音が防犯対策になります。
参考サイト:駐車場を砂利敷きにするメリット・デメリット【砂利のプロが解説】
砂利を敷いている駐車場経営者のお困りごと
管理している駐車場が砂利駐車場のため、出入口のへこみがひどく、砂利も外に出てしまう。管理者として手入れをしなければならない。へこみがあると、利用者から「足元がぬれる」「入口の段差をなくしてほしい」などの要望もある。へこみと砂利の飛散を防止したい。
このようなお困りごとに対して、どのような解決策があるのでしょうか。
砂利の凹みと飛散を防止する方法4選
凹みができてしまった部分に再び砂利を入れるという方法もあります。しかし、土地の問題や車の通行の多さを考えると、しばらく時間が経てば同じ場所に凹みが出てしまうことが考えられます。何度も砂利を入れ直すのも、長期的に見ればコストがかかります。 そこで、砂利を入れ直す方法以外の方法をご紹介します。
①出入り口のみコンクリートやアスファルトを敷く
<メリット>
- 駐車場全てをコンクリートやアスファルトにするよりも安価
- その後のお手入れが簡単になる
<デメリット>
- 価格が高い
- 重機などが必要で、業者に頼む必要がある場合が多い。
- 将来的に駐車場でない使い方をする見込みがある場合は、撤去時に大変になる
参考サイト:月極駐車場どっとこむ「駐車場の乗り入れ部分舗装工事(1)」
②砂利ズレ防止剤を使う
砂利ズレ防止剤は、砂利がずれるのを防ぐ舗装剤で、蜂の巣のような形になっている。その蜂の巣のようなものの中に砂利を敷き、砂利が動かなくなる。
<メリット>
- 耐久性が高い。
- 砂利の景観をそのまま残すことができるので、神社や寺院などにはよく合う。
- 水はけが良い
- 表面の色が黒いアスファルト、ゴムマット、プラスチック敷板よりも表面温度が上がりすぎない。
<デメリット>
- 車の荷重に耐えられる強度があるものなので、価格が高い。アスファルトやコンクリートに近い価格になってしまう。
- 設置するスペースの砂利を一旦撤去する必要があり、業者にお願いする必要がある場合が多い。
参考サイト:おはかのなかのブログ 【秘密兵器】砂利ズレ防止材で駐車場や通路の景観が美しくなる!
③ゴムマットを敷く
<メリット>
- カッターなどで簡単にカットできる
- 弾力性と凹凸があるので滑りにくい
- 雪が降りやすい地域では滑り防止になる
- 価格が安い
- 騒音防止になる
<デメリット>
- 他の方法と比べて耐久性が低い
④プラスチック敷板を敷く
<メリット>
- 工事現場などでも使われるものなので、強度がある。
- 一度敷いてしまえば、頻繁にメンテナンスをする必要がない。
- 騒音対策になり、周辺住民からのクレームが減る
- 砂利が跳ねないので、車やタイヤの傷みを予防できる、車の振動が減る
- 車内の汚れも減る
<デメリット>
- コストがかかる
- 凸凹の地面に敷くと割れてしまう恐れがあるため、一度地面をならす必要がある。
実際に砂利駐車場にプラスチック敷板を敷いた事例はこちら↓
まとめ
砂利駐車場は、アスファルトやコンクリートと比べて安価で敷くことができ、防犯対策や撤去時の手間も省けるということで多く活用されています。一方、特に出入り口付近では
凹みや飛散が起きやすいという問題点もあります。そこで、対策として4つご紹介しました。
- 出入り口のみアスファルトやコンクリートを敷くと、その後のお手入れが楽になる一方、価格が高かったり撤去時の手間が増えます。
- 砂利ズレ防止剤は、砂利の景観を守りつつ対策ができますが、価格が高いというデメリットがあります。
- ゴムマットは比較的入手しやすく価格も安いですが、耐久性がやや劣ります。
- プラスチック敷板は強度もあり、後のお手入れをする必要がなくなります。
いかがだったでしょうか。土地の性質に応じて、最適な方法が見つかれば幸いです。
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