農業のぬかるみ対策には何がおすすめ?4つのポイントと養生商品のメリット・デメリットをご紹介

- プラスチック敷板
農業とは?
土地を農地として活用したり動物を飼養したりして、米や野菜などといった生きていく上で必要なものを生産する産業のことです。動物を飼養する例としてアイガモ農法、ヤギによる除草などが挙げられます。
その中でも、お米や畑を生産している方は天候に左右されやすい、雨が降った後の作業でいくつかのトラブルが発生します。このブログではぬかるんだ土地での対策方法をご紹介します。
農業でのお困りごと
農家のお困り事として、下の3つがあげられます。
- 田植え機やトラクタがぬかるみにはまってしまい、なかなか抜け出せないことがある。
- 雑草対策に追われる。
- 畑からの砂ぼこりで近所の車や洗濯物が汚れてしまう。
土地を養生する方法とは?~ぬかるみ、砂ぼこり、雑草といった困りごとの視点から~
ここでは上記3つのお困りごとについて
☆大きさ
☆耐荷重(どのくらいの重さまで耐えられるのか)
☆耐久性(どれだけ長持ちするのか)
☆軟弱地での使い心地
以上をポイントとして土地養生の方法を挙げていきます。
※各製品の大きさについては敷板netの以下の記事が参考になります。
敷板ネットの記事:「【保存版】敷き鉄板のサイズを知りたい!自分の工事に合う厚さ・大きさ・重さ一覧表」内の「豆知識・なぜ「メートル」ではなく「尺」で呼ぶのか? サブロクとかシハチって?」
敷鉄板
☆大きさ…3尺×6尺(914mm × 1,826mm)から5尺×20尺(1,524mm × 6,096mm)とさまざま。コンパネ(畳1畳分)の大きさと同じものからコンパネのおよそ1.7倍の長さ×3倍の長さの大きさのものまである。
☆耐荷重…120トン以上。厚い鉄でできているので、強度が高く頑丈である。
☆耐久性…30年以上と長い。
☆軟弱地での使い心地…凹凸のある土地をしっかりとカバーできるので、安心して使える。
メリット
土地をしっかりとカバーできるのでぬかるみ、砂ぼこり対策として対応できます。雑草に関しては鉄板と鉄板の間から生えてくることがありますが、板の下は光が遮られることで草が生えにくくなります。頑丈なので鉄板の上を大型田植え機や大型トラクターが通ることもできます。
デメリット
プラスチック敷板
☆大きさ…3尺×6尺(910×1,820mm)と4尺×8尺(1,219×2,438mm)。コンパネと同じくらいの大きさからコンパネよりやや大きい(約1.4倍)ものまである。
☆耐荷重…最大120トンまで(土地による)。
☆耐久性…5〜10年。
☆軟弱地での使い心地…凹凸のある土地になじみ、かつ安心して使える。
メリット
頑丈で重いのでぬかるみの上に敷くことができ、砂ぼこりも防ぐことができます。板で地面が遮光されるので雑草対策にもなります。一枚当たりの重さが39キロと軽量であるため、運搬・設置が重機を使わず人の手でできます。
デメリット
軽量であるがゆえにトラクタや田植え機といった農業機械の走行による負荷でずれてしまうことがあります(金具によって固定が可能)。
コンパネ
☆大きさ…900×1,800mm(およそ畳1畳分)
☆耐荷重…弱い
☆耐久性…短い
☆軟弱地での使い心地…腐りやすい、割れやすい。
メリット
デメリット
コンパネとは板を数枚張り合わせたものです。畳一畳分の大きさで地面を覆うことができます。素材が木であるため、水にさらされていると割れたり腐ったりします。また、田植え機やトラクタなどによる負荷がかかり続けると割れてしまいます。3つのお困りごとにひとまず対応はできるものの、耐久性が短く長くは使えないでしょう。
まとめ
土地養生の製品にはそれぞれに長所、短所、適性があります。今回は4つのポイントに焦点を当てましたが、これらに加えて運搬や設置はしやすいかどうか、また費用についても検討しなくてはならないでしょう。田んぼや畑の状況や設置したい場所によっては、製品の大きさも重要になると思います。今回のブログを農地における土地養生の方法を選ぶ際のヒントとしてご活用ください。