敷鉄板のサイズ選びを解決![まとめ] 敷鉄板のサイズ一覧や用途がわかる!
- プラスチック敷板
工事、リフォームのために敷鉄板を探している人のために、用途に最適な敷鉄板のサイズと重さ、厚みについて解説します。
敷鉄板は価格が高く、重くて動かしづらいというデメリットがあります。そのため、使ってみたものの工事の目的に合わなかったり、費用的に満足できないことがよくあります。
使用目的別にピッタリなサイズや重さ、厚みを知ることでこうしたトラブルを解消できます。また、使用期間によってはレンタルするほうがお得という場合もあるでしょう。
レンタル希望の方のために、敷鉄板のレンタル先についても解説します。参考にしてください。
この記事では、敷鉄板のサイズと重さ、厚みについて解説しています。
敷鉄板のサイズと選び方について
敷鉄板の厚みは3種類だけです。それぞれ19mm、22mm、25mmとなっています。
大きさは厚さ19mmと22mmのものには4種類、25mmのものだけ6種類存在します。
分厚く、大きなものほど重く扱いにくく高額なのが特徴です。最も一般的な、厚さ22mmで大きさが5×10(ゴットウ)で約800kgにもなるのです。
建設業界ではサイズに尺が使われている
敷鉄板をサイズごとに分けるとき、「サブロク」「シハチ」「ゴットウ(ゴットー)」などということがあります。これは3尺×6尺、あるいは4尺×8尺、5尺×10尺のことです。
尺とは明治以前の日本で使われていた長さの単位で、昔の日本建築は尺をもとに作られていました。
現在でも畳の和室を建てる際には、畳のサイズを正確に表せる尺で設計、計算が行われています。
長く続いた風習と、日本独特の建築に対する効率の良さによって、今も尺という単位が用いられているようです。
・敷鉄板の厚みは3種類、19mm、22mm、25mm
・表面積のサイズは尺が用いられている
敷き鉄板のサイズ一覧表
厚さ19mm
サイズ (厚さmm×尺×尺) | 寸法(mm) | 平米 (m2) | 重量 (kg) |
---|---|---|---|
19×3×6 | 19×914×1,829 | 1.5 | 249 |
19×4×8 | 19×1,219×2,438 | 3.0 | 443 |
19×5×10 | 19×1,524×3,048 | 4.5 | 693 |
19×5×20 | 19×1,524×6,096 | 9.0 | 1,386 |
厚さ22mm
サイズ ( 厚さmm×尺×尺) | 寸法(mm) | 平米 (m2) | 重量 (kg) |
---|---|---|---|
22×3×6 | 22×914×1,829 | 1.5 | 289 |
22×4×8 | 22×1,219×2,438 | 3.0 | 513 |
22×5×10 | 22×1,524×3,048 | 4.5 | 802 |
22×5×20 | 22×1,524×6,096 | 9.0 | 1,604 |
厚さ25mm
サイズ ( 厚さmm×尺×尺) | 寸法(mm) | 平米 (m2) | 重量 (kg) |
---|---|---|---|
25×3×6 | 25×914×1,829 | 1.5 | 328 |
25×5×5 | 25×1,524×1,524 | 2.5 | 456 |
25×4×8 | 25×1,219×2,438 | 3.0 | 583 |
25×5×10 | 25×1,524×3,048 | 4.5 | 911 |
25×5×15 | 25×1,524×4,572 | 6.5 | 1,367 |
25×5×20 | 25×1,524×6,096 | 9.0 | 1,823 |
サイズは、三喜株式会社様の一覧表を参考にしています。
※敷鉄板は海外からの輸入の場合はフィート単位になる場合もあります。数ミリ違うので注意が必要です。
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どのサイズが良い?敷鉄板選びガイド
敷鉄板の利用に適しているのは、以下のような場合です。
- 柔らかすぎる地面に重機を乗せる
- 作業場所の地面を傷つけないようにしたい
- 足場を確保したい
特に、道路工事や橋の建設・住宅のリフォームなど大型の車両やクレーンを利用する場合に不可欠です。
そこで、利用目的別に適した敷鉄板のサイズを紹介します。
道路や橋を建設(土木工事)の場合
道路や橋の工事に使う敷鉄板は22×5×20がお勧めです。
広範囲にわたる場合には面積が広いもののほうが敷き詰めやすいからです。
小さすぎる敷鉄板だと、地面の凹凸に適応できず接地面ががたついてしまいます。そうなると、重機が通るときに不安定で危険です。
また、ある程度重さがあったほうが安定するので、厚さは22mm以上がいいでしょう。
上に乗る重機の重さが25トンクレーンのように大きなものなら、25×5×20のほうがいいかもしれませんね。
建設工事の場合
建設現場の足場や重機の通り道の養生には、22×5×10がおすすめです。
機械が通るスペースが限られているので、小さめのサイズを組み合わせて敷いたほうがいいからです。
実際に、22×5×10の敷鉄板は建設工事現場にもよく使われています。
また、個人宅のような小スペースでの工事には、3×6や4×8でも十分対応できるでしょう。
リフォーム工事の場合
住宅リフォームなどに使う敷鉄板は3×6か4×8がおすすめです。厚みは19mmか22mmがいいですね。地面を傷つけないために、軽めの鉄板の方が良いからです。
3×6や4×8だと、小さなスペースでも効率よく敷き詰めることができます。
資材や重機を仮置きするなら、厚さは22㎜以上あったほうがいいでしょう。
限られたスペースにコンパクトに設置できる大きさで充分な強度があるものを選んでください。
・道路や橋の工事の場合には、表面積が大きく適度に重いものがいい
・建設現場には5×20など縦長のものが向いている
・リフォームの場合は3×6〜4×8で19mmの軽量なものがおすすめ
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敷鉄板を道路・橋を建設するポイント
敷鉄板を道路や橋の工事に使う場合に注意点などを解説します。
なぜ工事現場に敷鉄板を使わなくてはいけないのか、敷鉄板を使うことで得られるメリットについての説明です。
また、利用にあたって注意すべきことはなんなのかを合わせてみていきましょう。
建設工事でのおすすめの理由
数トン~十数トン単位の重機が行き来するので、足場を確保しなくてはいけません。不安定な地面の上を大型の車両が通ると転倒などの危険があります。
また、地面のひび割れやアスファルトの破損も防ぐ必要があります。
敷鉄板は非常に強度が高く、ぬかるみの養生や道路の保護に適しているので、重機を安全に通すことができます。そのため、敷鉄板を使うのがおすすめなのです。
敷鉄板を使う上での注意事項
かなり重いものなので、クレーンなどで吊り上げて設置する必要があります。
その際、落下してしまうと非常に危険です。安全確認のために、周囲に人がいないかどうかを確かめて慎重に扱う必要があります。または、磁力を使って安全に釣り上げられる機械を使うといいですね。
釣り上げる際、クレーンの周辺にぶつかったりするものがないように、安全を確認して設置することが注意点です。
敷鉄板をリフォームで利用するポイント
住宅リフォームに敷鉄板を使う際の注意点などを解説します。
リフォームでのおすすめの理由
資材の仮置きや、カーポートの保護などに使えるので、敷鉄板を利用するのがおすすめです。
大型の重機が入る場合には、足場の確保にもなります。
何もない地面にクレーンなどが入ると、転倒してしまうかもしれないので非常に危険なので足場はしっかりつくらなくてはいけません。
地面の養生と重機の足場づくりのために、住宅リフォームにも敷鉄板の利用が適しています。
敷鉄板を使う上での注意事項
段差や傾斜などがある場所に設置すると、ずれたり曲がったりします。そのため、鉄板同士を金具で固定するなどの対処が必要です。敷鉄板には、固定や吊り下げのための穴が空いている場合があります。
鉄板は強度が高いので、たわんだり割れたりする心配はほとんどありません。でも、注意は必要です。
※リフォームならプラスチック敷板という選択肢も
作業の内容によっては、資材や重機が少量、軽量なものもあるでしょう。その場合は、プラスチック敷板を利用する方法もおすすめです。
敷鉄板に比べて非常に軽量なので、重機を使わなくても設置できます。価格帯も低めですし、短期間しか使わないのならレンタルという方法もあります。
プラスチック敷板について詳しく知りたい方は、「樹脂敷板(プラスチック敷板)をおすすめする理由とは?」をご覧ください。
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購入先の選び方
敷鉄板の購入先について解説します。代理店やネットショップなど様々な購入先がありますが、どこを利用するのがいいのかご説明します。
代理店・商社の場合
敷鉄板の購入に代理店を使うメリットは以下の3つです。
- 小ロットからの注文も受けてくれる
- 搬入や敷設まで依頼できる場合もある
- サイズが豊富で選びやすい
敷鉄板をトラックに載せたり下ろしたり地面に敷き詰めたりする作業は、とても大変です。専門業者なら安全に積み下ろしする方法もよくわかっています。オプションとして敷き詰めまでお願いできると、非常に便利です。
ただ、その分手数料がかかるので費用が高額になりがちなことに注意しなくてはいけません。
代理店検索なら「iタウンページ」がおすすめです!
ネットショップの場合
楽天、アマゾン、ヤフーなどの通販サイトから敷鉄板を購入することもできます。
楽天の場合、鉄製の敷板はほとんどみつかりませんでした。プラスチック製の敷板の販売がメインになっています。
アマゾンでは、30〜40センチ幅の小さなサイズの鉄板なら販売されていました。ですが、工事用の足場にできる大きなサイズの敷鉄板は見つかりません。
こちらも、プラスチック製の敷板の販売がメインになっているようです。
ヤフーショッピングでは、中古品の敷鉄板の商品がいくつか出品されていました。3×6で40,000円台、4×8で70,000円台、5×10で100,000円台が相場のようです。
ネットショップで購入する場合には、受け取りの場所や重機の手配が必要がです。
車上渡しの場合もあるかもしれないので、フォークリフトやクレーンを準備しておかなくてはいけません。
リースやレンタルの相場について
敷鉄板をレンタルする場合、費用を日割り計算すると概ね100円程度の出費で済むようです。
別途登録手数料などがかかる場合もありますが、それでも購入する場合にくらべて格段に低価格で利用できます。
加えて、クレーンの貸出や敷設など追加オプションも見積もり依頼できるケースがあります。
費用的にも、工事の手軽さの面でも、レンタル及びリースを利用することが一番便利です。
代理店・商社でレンタルする場合
敷鉄板の販売やリースを行っている代理店の例を挙げておきます。
マルアイ商事株式会社
リースやレンタルまで幅広く対応している会社です。
オールサポート
こちらは中古品を販売しています。価格などは要相談です。
こちらに掲載している以外にもリース・レンタル会社はございますので地域で調べてみてください。
レンタルの相場はいくら?
レンタルをする際の料金の相場です。別途登録料が500〜1000円かかります。
表面積のサイズ別にだいたいの金額をまとめました。
敷鉄板サイズ | 料金(1枚/1日あたり) |
---|---|
3×6 | 約22円 |
4×8 | 約28円 |
5×10 | 約33〜80円 |
5×20 | 約55〜100円 |
・代理店を利用すると設置や荷下ろしを依頼できて便利
・通販サイトではあまり敷鉄板の販売は行われていない
・リースを利用するのが最も低価格
この記事を読んでご不明な点や実際の商品を確認したいなどございましたら、お気軽にメールフォームにてご連絡くださいませ。
スタッフ一同、お待ちしております!
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