- プラスチック敷板
- ぬかるみ対策
鳥取県鳥取市で、ソーラーパネルの下の地面に防草目的でプラスチック敷板を利用していただいたお客様の事例です。もともと農地だった場所を転用してソーラーパネルを敷設したのですが、水はけが悪い上に雑草が生えやすいのが悩みでした。
昔から畑作に使われていた土地は土が太っていて草が生えやすいのです。虫が増えるなどの問題を、プラスチック敷板を養生することで解決できた事例について紹介します。
農地だった場所にソーラーパネルを設置
![太陽光パネルの地面の雑草防止にプラスチック敷板を使ってみました](https://www.shikiita.net/apps/note/wp-content/uploads/2022/05/case_20220531_weed-prevention04.jpg)
耕作放棄地となっていた場所を転用して、ソーラーパネルを設置しました。もともと水はけが悪く、雨が降ると水が溜まってしまうことから田植え前に苗を育てる場所として使われていた土地だそうです。
そのため、今でも天候が崩れると地面がぬかるんでしまいます。加えて土地に栄養が蓄えてあるので、雑草が生えやすい問題も。
除草剤を撒くと、風向きによっては近隣の畑や住宅から苦情が来てしまうかもしれません。そのままにしておくと、虫が増えたり小動物が巣を作ってしまいます。背の高い草が茂ったらパネルの影になってしまう不安もあります。除草は太陽光発電の大きな課題といえます。
防草シートを敷いても草が突き破って生えてくる
当初は砂利を敷くことも検討しましたが、費用が高くなることから断念。敷地が1200平米と広いからですね。
そこで、防草シートを敷いてみたものの、シートが薄かったこともあって下から突き破って生えてくる草が生い茂るようになりました。
結局シートの上から草を取り除かなくてはならず、却って手間がかかるようになったのです。
![太陽光パネルの地面の雑草防止にプラスチック敷板を使ってみました](https://www.shikiita.net/apps/note/wp-content/uploads/2022/05/case_20220531_weed-prevention02.jpg)
プラスチック敷板を敷いた場所には草が生えない
プラスチック敷板で養生したところ、草が突き破って生えてくることがなくなりました。板と板の隙間からにはどうしても新しい草がでてしまいますが、敷板の下に更にシートを敷いて隙間を塞げばほぼ完全に雑草を防ぐ事ができます。
プラスチック敷板は1枚の重さが25kgなので、男性1人の力で十分持ち運べます。実際に置かれた敷板は30枚ほどでしたが、大人2人だけでも敷設することができたそうです。
![太陽光パネルの地面の雑草防止にプラスチック敷板を使ってみました](https://www.shikiita.net/apps/note/wp-content/uploads/2022/05/case_20220531_weed-prevention03.jpg)
防草シートよりも耐用年数が長め
防草シートの耐用年数は5〜10年ほどです。素材であるプラスチックが紫外線劣化するためです。
プラスチック敷板も7年以上経つと紫外線による劣化で表面が固くなり、衝撃に耐えにくくなりますが、人間が乗って歩く程度なら問題はありません。結果として防草シートよりも長く使用することができます。
まとめ・敷板で養生したことで除草の手間が改善
防草シートの上に生えてくる草は刈り取らなくてはいけないものの、敷板を敷いた場所では除草の必要がなくなり、以前より作業量が減りました。
今後は経年劣化に合わせて買い替えを行うとともに、残った農地や他の住所でも養生のための敷板の導入を検討されているそうです。畑地の防草の養生として、継続して使用することができた事例でした。