砂利駐車場はメンテナンスが必要。へこみを防止する方法3選ご紹介!

- プラスチック敷板
アパートの駐車場とは
駐車場付きの賃貸物件をお持ちの方の中には、駐車場に砂利を使う方も多くいます。なんといっても砂利はコストが安く、コンクリートを敷く場合の3分の1の価格に抑えることができます。また、車や歩行者が通ると音が鳴るため、防犯対策にもなります。
正確には「砂利」ではなくクラッシャータイプの砕石と呼ばれるものを利用します。砂利は角が取れているのに対し、砕石は砕かれた状態なので大きさや形が不揃いで、砕石と砕石の間を埋めてくれて土地が安定します。駐車場にはこの砕石が利用されます。
砂利の駐車場には施工費用が抑えられるというメリットがありますが、次のようなトラブルもあります。
- 同じ場所に凹みができて水溜りができてしまう
- 砂利が飛んで車を傷つけてしまう
- 雑草が生えやすく、メンテナンスが必要
借主との関係をよく保ちたいものですが、駐車場がきっかけでトラブルに繋がることもあります。この記事では、特に凹みができてしまうお困りごとに対して解決策をご紹介します。
砂利のアパート駐車場家主のお困りごと
管理しているアパートの駐車場が砂利駐車場のため、毎回同じ場所に凹みができてしまう。雨が降ると凹み部分に水溜りができたり、凹凸のせいで利用者の車の底が擦れてしまうなどの苦情が入ったりする。水はけが悪い場所など同じ場所に凹みができるので、毎回砂利を入れ直すのはコストもかかって大変。車の底が傷ついてしまって、利用者から損害賠償請求をされる可能性もあると聞く。
このようなお困りごとがある場合、大事にならない前に、どのような対策があるのでしょうか。

砂利の凹みの対策とは?
①アスファルトやコンクリートを敷く
やはり、一番お困りごとが解決しやすいのはアスファルトやコンクリートを敷くことです。凹みができないので、その後メンテナンスをする必要がありません。
<メリット>
- その後のお手入れが簡単になる
- 利用者の方の車や靴が汚れるのを防ぐことができる
<デメリット>
- 価格が高い
- 重機などが必要で、業者に頼む必要がある場合が多い。
- アスファルトの場合、夏の暑い日などには照り返しが起き、表面温度が上がることがある。
②機械を使って凹み部分を平らにし、砂利を敷き直す

砂利を敷く場合、転圧機を利用して土地を平らにならし、その後砂利を入れ、再び転圧機をかけるという手順で行うと、より安定した土地を作ることができます。凹みができてしまった場合には、ただ単に新たな砂利を入れるのではなく、部分的にでも転圧機を使って補修すると効果的です。
<メリット>
- 転圧をかけることによって、沈み込みを防ぐことができ、長く使える
<デメリット>
- DIYするにはハードルが高く、業者に依頼する必要がある。
- 重機や人件費が必要で、コストがかかる上に1日がかりで作業する必要がある。
③プラスチック敷板を敷く
②の整地をした後に、次の凹み予防としてプラスチック敷板(プラシキ)を敷く方法があります。

<メリット>
- 工事現場などで使われる製品で、強度が高い。
- 一度敷けば、車の切り替えなどで土地にかかる力が分散でき、凹み対策になる。
- 砂利が跳ねないので、車やタイヤの傷みを予防できたり、歩行者が歩きやすくなったりする。
- ・業者などに依頼する必要がなく、大人1人〜2人の力で施工ができる。
<デメリット>
- 土地の広さによっては多くの敷板を購入する必要があり、コストがかかる。
- 凸凹の地面に敷くと割れてしまう恐れがあるため、一度地面をならす必要がある。
実際に砂利駐車場にプラスチック敷板を敷いた事例はこちら↓
まとめ
賃貸アパートなどの駐車場では、安価で施工ができ、防犯対策にもなることから砂利が活用されています。しかし、土地の性質によって部分的に凹みができて水溜りができたり、その凹みが原因で車を傷つけてしまうこともあります。対策としては、以下の3つがあります。
- アスファルトやコンクリートを敷くとその後のメンテナンスが不要になるが、価格が高くなる。
- 何度も整地して転圧をかけることで凹みをなくし、土地を安定させることができるが、何度も業者に依頼する必要がありコストがかかる。
- 一度業者に整地を依頼した後、次の凹みができるのを防止するためにプラスチック敷板を敷く方法がある。
いかがだったでしょうか。土地の性質に応じた適切な方法が見つかり、お困りごとがなくなると嬉しいです。