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疑問にお答え!プラスチックと樹脂の違い

疑問にお答え!プラスチックと樹脂の違い
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今日は、よくある質問の中からこれは!と思ったご質問をご紹介します。

敷板netの取り扱っている「樹脂敷板」は「プラスチック敷板」とも呼ばれていますが、そもそも「樹脂」と「プラスチック」は同じものなのでしょうか?

質問ありがとうございます!
そうなんです。当店で扱っているのは「樹脂敷板」という商品ですが、別の呼び方では「プラスチック敷板」とも呼んでいます。呼び方が二つあると、え、違うものなの?と混乱してしまいますよね。



答え 「プラスチック」とは一般的に「合成樹脂」のこと!

そもそもですが、樹脂とは松やにやウルシなどの樹木からとれる脂のことをいいます。

もともと単に「樹脂」といえば、天然樹脂のことを指していた。しかし有機化学が発達してからは天然樹脂に似た性質を持つ物質が石油や植物繊維などの原料から化学合成されるようにもなった。
そこで、本来「樹脂」と呼ばれていたものをレトロニムとして「天然樹脂」と呼ぶことも行われるようになり、その場合 化学的に作られたものを「合成樹脂」と呼んで区別するようになった。

引用: wikipedia「天然樹脂」

というわけで、もともとあった天然の樹脂に対して、人工的につくられた樹脂に似たものを「合成樹脂」として区別したという歴史があるようですね。
「天然樹脂」と呼ばれるものには、松やにやウルシ、卵白にアスファルトなど、いろいろなものがあてはまるようです。
合成樹脂にも、ポリウレタン(PUR)・ポリエチレン (PE)・ポリプロピレン (PP)などとても多くの種類があります。

そもそも「プラスチック」 (plastic) とは、本来「やわらかくて形を変えやすい物質」という意味の英単語とのこと。
一般的には「合成樹脂」と同じ意味で使われることが多いですが、学術的には意味が変わってくるので注意が必要です。

英語の学術文献を書く場合、「plastic」は厳密性を欠いた全く通用しない用語であることを認識すべきで、「resin」(樹脂、合成樹脂)などと明確に表現するのが一般的である。

引用: wikipedia「天然樹脂」

まとめると……
樹脂とは天然樹脂と合成樹脂の総称ということですね。
そして、プラスチックとは大きな意味で合成樹脂のことです。
ふだん何気なく使っている言葉も、調べてみると勉強になりますね!



ちなみに樹脂敷板の樹脂って?

樹脂敷板の「樹脂」とは「合成樹脂」のことです。
合成樹脂=プラスチックですが、わたしたちの販売している敷板に使われている「プラスチック」は、ポリエチレンのことです。
ただし、樹脂敷板の場合、プラスチックだけで作られているわけではありません。木質バイオマス(製材工場から発生する副産物の木質繊維)とプラスチックの複合材料でできています!

木質バイオマスとプラスチックを混合溶融機で攪拌することで摩擦熱を発生させ、摩擦熱でプラスチックを溶かし木質バイオマスを一体化した「ウッドプラスチック」が生成されます。
この材料を大型プレス機(加圧力3000トン級)で成形して養生用敷き板や物流用パレットを製造しています。

引用: 技術紹介|株式会社ウッドプラスチックテクノロジー

しかも再生プラスチックを使用し、ペットボトルキャップのリサイクルや森林保護への取り組みも行うなど、エコに配慮されている製品なんですよ☆
あっ……なんか宣伝みたいになっちゃってすみません!

「合成樹脂」や「プラスチック」という言葉を聞くと、最近テレビでも話題になっている海洋プラスチック問題などを想像して、あまりポジティブではない印象になってしまいがちな今の世の中ですが、もともとは便利で扱いやすい製品をつくろうという先人たちの思いがあって開発されたものです。
軽くて丈夫なプラスチック敷板は、今とても利用が増えています。環境のことも考えながら、長く大事に使っていきたいですね!

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