敷板を2枚以上重ねて使いたい!でも危険…そんな場合の対処方法を3つご紹介!

- プラスチック敷板
工事現場でよく見かける敷鉄板は板厚が22mmのものが主流です。その点、プラスチック敷板は板厚が13mmのものが多いため、敷鉄板を使い慣れている方が使うと強度・厚みともに物足りないと感じる方がいらっしゃいます。他には、「ぬかるみがひどく沈み込んでしまう」「ぬかるむ土地に大型重機を利用したい」場合、プラスチック敷板は歪曲してしまうため、敷板を重ねて強度を強くしようと思われる方が多いです。
本来、プラスチック敷板を重ねて使うと滑って大変危険なため、推奨はしていません。
理由は、敷板同士が滑ってしまい作業に危険が伴ってしまうからです。なぜプラスチック敷板同士では滑るのでしょうか?

敷板同士を重ねるとなぜ滑るの?
1、敷板同士は摩擦力が少ないため敷板が滑る
プラスチックは摩擦力が少ないため少し力を入れるだけでも滑ってしまいます。
以前、敷板を重ねて敷いたところを歩いている方が、すべって転んでしまったのを見ました。人が乗っても滑ってしまう。これがパワーショベルやトラックなら重ねた敷板が勢いで飛んでしまう場合があります。
では敷板を重ねる方法以外のぬかるみ対策はどうしたらよいのでしょうか?
敷板を重ねる方法以外のぬかるみ対処法は?
1、敷鉄板を使う
ぬかるみがひどく、大型トラック・重機の場合は、敷鉄板が一番安心で簡単です。敷鉄板なら重ねなくても安定して走行ができます。
2、土地に土を入れて均し硬くする
土地に土を入れてよい場合は土入れして均し硬くすることです。この方法で土地を硬くすればプラスチック敷板を使うことができます。
敷鉄板を使えない、土地を整地することが出来ない場合
1、敷板同士を結束バンドで固定する(※非推奨です)
どうしても敷板同士で強度を出したい場合は、プラスチック敷板同士を固定することが必須です。工事用の結束バンドで敷板を重ねて固定して動かなくすれば、多少は使える可能性があります。

※この写真はPPバンドと結束具で敷板を固定しています。これをプラスチック敷板の穴同士を合わせて結束する方法です。
こちらは非推奨なので実際に行ったことはございません。敷板ネットの考えでの発言ですので行う場合は自己責任にてお願いいたします。
プラスチック敷板は土地を整地するだけで今まで使えないと思っていた工事に使えます。工事も納期期限がある中でスムーズに作業を終えるためのひと手間と思って行っていただけると嬉しいです!
プラスチック敷板の性質を理解しつつ、安心・安全な工事や仕事を行って頂きたいといつも心に願っています!
また、「こんな使い方できるの?「〇〇の事例はないの?」などお問い合わせいただければ、ない情報がありましたら調べてお伝えいたします。ぜひお気軽にお問い合わせください!