1. 敷板ネットブログ
  2. お役立ち情報
  3. PPバンド
  4. PPバンドの選び方とは?厚み・幅による違いや梱包機への適正について

PPバンドの選び方とは?厚み・幅による違いや梱包機への適正について

PPバンドの選び方とは?
  • PPバンド

PPバンドとは、配送する荷物を動かないように固定、あるいはパッケージの破損を防ぐために行う荷締めのバンドです。1度梱包すると簡単には荷崩れを起こさない頑丈さが特徴です。物流の場面で幅広く流通センターしているのですが、サイズや厚みの種類はどのように選定されるのでしょう。今回は、PPバンドの種類と選び方についてご紹介します。

PPバンドは荷締めの道具として使われる

PPバンドとはポリプロピレンのバンドで、荷締めの道具として使われます。複数の荷物をPPバンドで1つにまとめて積込・発送することで、持ち運びがラクになったり荷崩れの防止に繋がります。また、ガムテープなどで封印した荷物が輸送途中で開封してしまわないように、箱のさらに上から結束させるためにも利用されます。

PPバンドで2つのダンボールを荷締めしている様子

PPバンドの種類による違い

PPバンドには様々な種類があります。それぞれ幅や厚みが違い、強度や荷物への圧力、使える梱包機が変わります。

厚み

PPバンドの厚さで強度と価格が変わります。厚いほど強度が高くなり、重たい荷物にも対応することができます。薄いPPバンドは強度は低くなりますが、コストダウンに繋がります。自動梱包機を使う際はPPバンドが厚いほど自立するためのアーチに通しやすくなります。

PPバンドの幅で荷物への圧力と価格が変わります。狭いと荷物との接地面積圧力が大きくなります。幅広だと圧力が小さく荷物に優しいです。圧力が気にならない荷物であれば、幅が狭いPPバンドの方がコストを抑えて荷締めできます。

バージン材・リサイクル材で環境負荷が変わる

PPバンドの素材にはバージン材とリサイクル材があります。バージン材とは石油から作られた素材で、リサイクル材は役目が終わった製品(PPバンド)を回収して再加工した素材です。バージン材は二酸化炭素を多く排出しますがリサイクル材では約7割削減できると言われています。その他にも価格と強度が変わります。リサイクル材は価格が抑えられており、バージン材は強度が高いです。(リサイクル材も基準の強度はクリアしています。)

リサイクル材の中には、工場で加工の際に生じるロスや不良品「プレコンシューマ-」と市場で役目を終えた製品「ポストコンシュマー」があります。ポストコンシューマーはプレコンシューマーよりも環境保全に役立つと言われています。

エコマークラベル付きPPバンド「グリーンライトバンド」

グリーンライトバンドは市場から回収した使用済みプラスチック(ポストコンシューマ材)から生産される新しい再生バンドです。これまで再生材料としての利用が難しいとされていたポストコンシューマ材を活用し製品化に結び付けました。エコマークアワード2016プロダクト・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

最初はレギュラー品のPPバンドがおすすめ

PPバンドには様々な種類がありますが、最初は幅15mm×厚さ0.59mmのレギュラー品がおすすめです。荷物や梱包機によって選び方が変わりますが、レギュラー品であれば様々な用途に対応することができます。

PPバンドの選び方①-強度を選ぶ

何を梱包するかによって適したPPバンドの引張強度が変わります。主に90kgから500kg範囲のタイプがあります。

箱を梱包する場合・・980N(100kg)前後 

人が運ぶ荷物であれば1箱25kgを超える荷物はなく、特別な強度は必要ありません。箱を梱包するのであれば980N(100kg)前後で十分です。

重量荷物を固定する場合・・2450N(250kg)以上

金属や原料などの重たい荷物を乗せたパレットの荷崩れ防止や束ねた大型木材の固定などは250kg(2450N)以上の強度を推奨します。

PPバンドの選び方②-梱包機種によって選ぶ

梱包機を使用しない場合

梱包機を使用しない場合は「ストッパー用」「金具シール用」「レコード巻き仕様」のPPバンドで梱包できます。

梱包機を使用しない締め方

半自動梱包機の場合

半自動梱包機ではあらゆるタイプのPPバンドで梱包できます。

価格を抑えたい方→薄膜品(厚さ0.59mm以下)

厚さ0.59mm以下のPPバンドがおすすめです。価格は抑えられますが、厚みがあるタイプよりは強度が落ちます。

様々な用途に対応したい方→肉厚品(厚さ0.6mm以上)

厚さ0.6mm以上の肉厚品がおすすめです。薄膜品よりも強度が高く、対応できる用途が広いです。 

作業性を重要視する方→細幅の長尺巻 (幅12mm以下)

新聞や印刷物といった大量の出荷がある現場ではコストを抑えた細幅の長尺巻が好まれます。

半自動梱包機

自動梱包機の場合

自動梱包機は製造された時期によってPPバンドの適正が変わります。最近のモデルは様々なPPバンドに対応していますが、昔のものは厚さのある物にしか対応していなかったためです。厚みがあると自立するためアーチに通しやすくなります。

古い梱包機の場合→厚めのPPバンド

厚さ0.6mm以上の肉厚品を使用してください。

一般的な梱包機の場合→レギュラーPPバンド

厚さ0.59mmのレギュラー品がオススメです。

最近の梱包機の場合→薄いPPバンドでもOK

厚さ0.57mm程度の薄めのPPバンドがおすすめです。最新版は様々な厚さに対応しているため薄めのPPバンドを選ぶことでコストダウンに繋がります。

大型自動梱包機の場合

厚さ0.61mm以上の肉厚品を使用してください。その他にも重梱包用のPPバンドや特注品が使用されます。機械のアーチが大きいので通しやすい厚めのPPバンドがおすすめです。

PR:PPバンドなら敷板ネット

昨今、PPバンドは輸入に頼っているところが大きいです。世の中が手に入りにくくなる商品でもあります。敷板ネットで販売しているPPバンド「グリーンライトバンド」はPPバンドを回収し、再生したPPバンドをバンドを販売しています。そのため、販売価格の高騰や一定の生産ができている商品です。ぜひご覧ください!

この記事を読んでご不明な点や実際の商品を確認したいなどございましたら、お気軽にメールフォームにてご連絡くださいませ。
スタッフ一同、お待ちしております!

\電話でもお気軽にお問い合わせください/

敷板ネットのお問い合わせフォーム。