PPバンドを処分するには?分別、回収と留め具の扱い方
- PPバンド
到着した貨物を固定するために使われていたPPハンドは、荷解きをするときに切断して処分するのが一般的です。使用状況によっては大量の廃棄物が出てしまうこともあるでしょう。
ではPPバンドの捨て方には一定のルールがあるのでしょうか。あるいは、ストッパーとして使われた留め具の処分にも決まりがあるのでしょうか。業者に回収してもらうためにしなくてはいけない処理などについて解説しましょう。
PPバンドは自治体の回収方法によって処分
プロプロピレン製のPPバンドは、プラスチックの資源にもなります。ですが、多くの自治体では可燃ごみとして回収されているようです。例えば神戸市や横浜市などですね。
また、ストッパーとして使われた留め具が付いていると回収してもらえない場合もあります。留め具には金属製のものとプラスチック製のものがありますが、どちらもPPバンドと分けて処分しなくてはいけないので注意してください。
プラスチックストッパーは再生利用できないので、不燃ごみとして分別、廃棄します。金属製ストッパーもシール可燃ゴミとして出すことはできません。自治体の回収方法にもよりますが、小型破砕ゴミとして回収するケースが多いようです。
PPバンドは再生利用もできる
家庭ごみとして出す場合は可燃ごみとして処理されているPPバンドですが、企業や物流センターなどは廃棄分が大量に出るのでいちいち捨てるのも大変なのではないでしょうか。
じつは、PPバンドは再生資源として回収も行われています。2021年現在、海洋プラスックゴミによる環境汚染、石油残存量の問題などプラスチックに関わる課題は多く取り上げられています。
特にマイクロプラスチック問題は深刻です。マイクロプラスチック問題とは、ポイ捨てなどど放置されたプラスチックが風化や侵食を受けることによって微細な破片となって、生物や人体に取り込まれることをいいます。
マイクロプラスチックからはダイオキシンなどの有毒物質が発見されたこともあります。
(参考:日本財団ジャーナル-マイクロプラスチックが人体に与える影響は?)
発がんのリスクなどが指摘されるなど、見過ごすことができないものなのです。
PPバンドも同じことで、回収し再生利用することで環境や人体への害を減らすことができます。そのために注意しなくてはいけないポイントがあるので解説します。
PPバンド回収における注意点
PPバンドに余計な付属物が残っている場合、再生利用することができません。PPバンドの破片は純粋に破片だけ選り分けて回収業者に渡すようにしてください。
以下のものが付着していると、再生利用ができません。
- プラスチック製のストッパー
- 金属製のストッパー
- 粘着テープ
- ビニール紐
- ガムテープ、ダンボールなどの紙ゴミ
手間はかかりますが、こうした付着物は丁寧に取り除かなくてはいけません。特に、プラスチック製のストッパーは同じプラスチックだと思って回収に出してしまうことも多いですから注意が必要です。
まとめ・資源と環境を守るためのPPバンド回収
PPバンドは貴重な再生資源として、原油の消費を減らしたり環境汚染を防ぐ役割を持っています。しかし、現状ではまだ回収が進まず、可燃ごみとして焼却処分されることが多いのは残念なことです。
あるいは、金属ストッパーや粘着テープが付着したままの状態で可燃ごみとして出してしまうと、焼却処分の際に機械の破損を招くなどのリスクもあるのです。
やはり、大量にでるPPバンドの端材は丁寧に分別して回収に回すことが理想的です。家庭ごみとして捨てる場合にも、ストッパーの除去を忘れないようにすることが重要ですので、覚えておいてください。
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