1. 敷板ネットブログ
  2. お役立ち情報
  3. プラスチック敷板
  4. 敷鉄板とプラスチック敷板の性能を比較してみました!

敷鉄板とプラスチック敷板の性能を比較してみました!

  • プラスチック敷板

敷鉄板とプラスチック敷板どちらかを選ぶ際に「価格」「性能」で検討される方が多いです。
そこで敷鉄板とプラスチック敷板の性能の比較や場所や用途についてお話します。

性能について

1、強度

強度は敷鉄板のほうが圧倒的に強いです。プラスチック敷板は使い方によって割れることがあります。敷鉄板は曲がる事があっても割れる事はありません。
側溝にはまらないための保護や軽いアウトリガーなど、少々荒い使い方をしても使えてしまうのが敷鉄板です。
プラスチック敷板は角がないものに対しては割れることがありませんが、尖った石や重機が当たった衝撃で割れてしまう場合もあります。

2、耐荷重

耐荷重も敷鉄板のほうが強いです。プラスチック敷板は固い土地で80~120トンまでとされていますが、敷鉄板は300t以上も耐えられます。
性能については敷鉄板が圧勝ですが、一番気になる事は「自分の利用用途に対してどちらの敷板を使うのがよいのか?」ではないでしょうか。
では次は用途に対して敷鉄板とプラスチック敷板で使用できるかどうかのお話します。

場所・用途について

工事する場所や用途によって、敷鉄板とプラスチック敷板を使い分けることでコストや効率化が生まれます。おすすめを〇で表にしてみました。

敷鉄板プラスチック敷板
平らに整地した土地の養生
仮設駐車場
インターロッキングの保護
狭い土地の保護
畑の柔らかい土地
田んぼの柔らかい土地
高所作業車のアウトリガー作業×
側溝・橋渡しに×

平らに整地した土地の養生

敷鉄板もプラスチック敷板も安定的に使えます。両方とも20トンクラスのトラックが走行できます。敷鉄板は置くだけで工事終了まで安全に使うことができます。
プラスチック敷板の場合、置くだけではズレてしまう可能性があるため金具で固定することが望ましいです。

仮設駐車場

敷鉄板もプラスチック敷板も使えます。敷鉄板はどんな土地でも使えます。
プラスチック敷板は「整地をする」「砂利などの尖った石を撤去する」を行ってから使うのが望ましいです。

インターロッキングの保護

敷鉄板もプラスチック敷板も使えます。敷鉄板の場合は固い・重いなどの理由により、インターロッキングを傷つけてしまう場合があります。敷鉄板を利用される場合はゴムマットで保護してから敷鉄板を敷くのがおすすめです。プラスチック敷板の場合は、敷板とインターロッキングがこすれて色がつく場合があります。敷設する前にブルーシートなどで保護するのがおすすめです。

狭い土地の保護

敷鉄板は使えません。理由はユニックが入らないため敷鉄板を敷設できないからです。プラスチック敷板は、人の手で運べるので敷設できます。

畑の柔らかい土地

敷鉄板もプラスチック敷板も使えます。プラスチック敷板の場合、4t以上の重機・トラックを走行する場合、たわみすぎて割れてしまう可能性があります。

田んぼの柔らかい土地

敷鉄板もプラスチック敷板も使えますが注意が必要です。敷鉄板の場合、土地が柔らかすぎて沈んで見えなくなってしまう可能性があります。
プラスチック敷板の場合1トン以上の重機でもたわみすぎてしまう可能性があります。

高所作業車のアウトリガー作業

小型の高所作業車なら敷鉄板で対応できます。ただしアウトリガー専用の敷板を推奨しています。プラスチック敷板をアウトリガーに利用すると、局部荷重で割れる可能性があります。

側溝・橋渡しに

本来は両方とも推奨していません。敷鉄板を側溝フタの代わりに利用されている方もいらっしゃいます。敷鉄板だと下が空洞でも多少の重機なら走行できます。
プラスチック敷板は下が空洞の場合はたわみすぎて割れる可能性があります。

どの用途をとっても敷鉄板のほうが使いやすいものに見えますが、それでもプラスチック敷板が注目されている理由はなんでしょうか?

なぜプラスチック敷板が注目されているの?

1、軽い

プラスチック敷板軽いことでのメリットは「人の手で運べる」「設置が簡単で早い」「重機操作が不要」など設置作業において軽いため簡単に操作できます。
デメリットとしては敷板がズレることがあげられます。その場合は金具で固定することで解消できます。

2、価格が安い

プラスチック敷板は敷鉄板(新品)の約2分の1以下で購入できます。現場までの配送も4トントラック1台で50枚以上運べるため配送コストも抑えることができます。

 3、一工夫で敷鉄板レベルの能力を発揮

プラスチック敷板は敷設の際に「土地をならす」「砂利などの石を撤去する」を行う事で敷鉄板と同等の使い方ができます。敷鉄板で出来る事は多いですが、重いため重機による敷設が必要です。その点プラスチック敷板は手軽に利用できます。側溝保護や大型重機を使う場合は敷鉄板、均している土地や少人数での作業の場合はプラスチック敷板と役割を分けて使ってみてはいかがでしょうか?

プラスチック敷板の性質を理解しつつ、安心・安全な工事や仕事を行って頂きたいといつも心に願っています!
また、「こんな使い方できるの?「〇〇の事例はないの?」などお問い合わせいただければ、ない情報がありましたら調べてお伝えいたします。
ぜひお気軽にお問い合わせください!

この記事を読んでご不明な点や実際の商品を確認したいなどございましたら、お気軽にメールフォームにてご連絡くださいませ。
スタッフ一同、お待ちしております!

\電話でもお気軽にお問い合わせください/

敷板ネットのお問い合わせフォーム。