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コンクリート・セメント・モルタルの違いとは?

コンクリート・セメント・モルタルの違いとは? 敷板師さき子が調べてみた
  • コンクリート打設剤

コンクリートポンプ圧送って何? 残コンクリートって? そもそもコンクリートってどうやって作られるの? どんな工事をしているの?とわからない事だらけ。

ということで、今回は「コンクリートとは?」「コンクリート・セメント・モルタルの違い」を調べてみました。

コンクリートとは?

コンクリートを見ていない日などないほどに、当たり前のように私たちの生活に定着しているコンクリート。建物や橋、道路、駐車場など生活に欠かせないものは、すべてコンクリートが使われています。

コンクリートは、セメント・水・砂・砂利などの材料を混ぜ合わせて固めたものです。
「コンクリート(concrete)」という呼び名については、「共に(con)」「成長する(cre)」という意味があります。
よく誤解されるのが、コンクリート・セメント・モルタルです。では、その違いは何でしょうか?

コンクリート・セメント・モルタルの違い

コンクリートは、「セメント・水・砂・砂利」を材料としたものを言います。「セメント・水・砂」だけのものをモルタル、セメントと水だけのものはセメントペーストと呼ばれ、コンクリートとは区別されています。

簡単に言うとセメントが元となっており、砂を混ぜたら「モルタル」、モルタルに砂利を混ぜたら「コンクリート」という感じでしょうか。配合率は違うと思いますが、こんな感じですね!
ではそれぞれの特徴は何でしょうか?

セメント

セメントは一般的にはセメントペーストといい、石灰系の粉末であるセメントと水を、練り混ぜたものをいいます。モルタルやコンクリートを製造する上で主となる材料の一つです。

歴史

セメントの利用は古く、古代エジプトのピラミッドにもモルタルとして使用されたセメント(気硬性セメント)が残っています。ローマ時代になると、水硬性セメントが水中工事や道路工事などに用いられるようになっています。

種類

セメントは、「ポルトランドセメント」、ポルトランドセメントを主体として混合材料を混ぜ合わせた「混合セメント」、その他の「特殊セメント」の3つに大別されます。
用途や工事によってそれぞれ使い分けています。

参照: 一般社団法人セメント協会

安全性

セメントは、水と反応すると水酸化カルシウムを発生させ、強いアルカリ性を示す性質をもっています。そのため、目や鼻、皮膚に対して刺激性、溶解性があり、固まる前のセメントが付着した状態が続くと目の角膜や鼻の粘膜、皮膚に炎症や出血が起こる可能性があります。
セメントの粉塵は平均粒径が10 μm 程度の微粉末であるため発塵性があり、多量のセメントを吸引すると塵肺になる可能性があります。また、セメントは高温で焼く製造過程で、原料中の三価クロムが六価クロムに変化し、微量にこれを含んでいます。

参考:Wikipedia「セメント」 

モルタル

モルタルは、「砂(細骨材)とセメントと水」を混ぜたものです。
セメントと砂とは重量比にして1:2 – 1:3の割合で混合されることが多いです。ペースト状で施工性が良く、仕上材や目地材などに多く用いられています。
コンクリートと比べ高価で、クリープ現象などの伸縮を起こしやすいため、構造材料として単独で用いられることは少ない。耐火性の物もある。
かつては日本住宅の外壁材として広く使用されたが、工程が複雑で、施工日数が20日前後かかり高コストであるのと、施工後に亀裂が入りやすいという欠点があるため、今はコンクリートのほうが主流となっています。

※クリープ現象とは:時間の経過や温度変化で亀裂が入ったりすることです。

歴史

モルタルもセメントと同じく歴史が古く、紀元前4世紀ごろからエジプトで使われています。古代ローマやギリシャの建造物にも使われているそうです。

安全性

セメントを使っているため、水酸化カルシウムを発生させ、強いアルカリ性を示す性質を持っています。目や鼻や皮膚に付着すると炎症や出血が起こる可能性があります。

コンクリート

コンクリートは、セメントペースト(セメントと水を混ぜたもの)を接着剤として、砂や砂利を結合させたものです。セメントと水は、化学反応によって「ガラス質の結晶」をつくり、この結晶がとても強固なためコンクリートも強固なものとなります。
コンクリートには、「自由な形のものが作れる」、「耐火的である」、「耐久性に富む」、「圧縮に対する抵抗性が大きい」など、多くの利点があります。
一方、「引張りに対する抵抗性が小さい」、「質量が大きい(利点として利用する場合もある)」、「十分な強度が得られるまで時間かかかる」などの短所もあり、それらを補うための様々な工夫が施されています。

※ちなみに混凝土は「コンクリート」とパソコンで打って変換すると出てきました!コンクリートって漢字があるのですね!

歴史

コンクリートも歴史は古く、ローマに現在も残るパンテオンは鉄筋を使用していないコンクリート建築としては世界最大級のコンクリート製ドームが現在も実在しています。

種類

コンクリートの種類は、 一般に適用されるコンクリートや、冬季・夏季に適用されるコンクリート、大型構造物・高層ビルなどに適用されるコンクリート、ひび割れ低減に適用されるコンクリートなど用途や季節によってさまざまな種類があります。
一番多く使われているのは一般構造用コンクリートです。

参考:一般社団法人セメント協会

安全性

セメントを使っているため、水酸化カルシウムを発生させ、強いアルカリ性を示す性質を持っています。目や鼻や皮膚に付着すると炎症や出血が起こる可能性があります。

まとめ

いかがでしたか?
固い建造物はすべてコンクリートだと思っていましたが、セメントの場合やモルタルの場合もあることを知りませんでした。しかもそれぞれ種類があるのですね。
歴史そもんな昔からあったとは知りませんでした。ピラミッドと言えば、4500年以上前から存在しているのですから、セメントやコンクリートは昔から生活においても密着していたことがわかります。
安全性についても、セメントはとても危険な物質だとわかりました。工事現場の方々はそんな危険なものと隣り合わせで工事を行っているのですね。

そんな危険だけど、便利なコンクリートを施工するために、いろいろな商品や重機が開発されてきたのですね。とても奥深すぎて学ぶことがたくさんですね!

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