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プラスチックブロックをコンテナの仮基礎として利用いただいた埼玉県の自動車販売店さんの事例です。
物置としてコンテナを購入されたのですが、下のコンクリートに傷がついてしまうことが分かりました。コンクリートでベタ基礎を作ることも考えたのですが、それには費用がかかります。
結果としてコンクリートブロックを仮基礎として設置したことで、地面を傷つける心配が解消されました。同時に通気性も確保でき、湿気によるサビや劣化の防止にも繋がったようです。
会社で使う備品の物置としてコンテナを購入
タイヤ交換など自動車の整備に必要な備品などの収納場所として必要だったのが5tのコンテナハウスでした。国内で流通しているコンテナは貨物の運搬に使うために設計されています。重さが5tするものは12フィートコンテナという名称に分類されており、もっともオーソドックスな形状のコンテナといえます。
一方で建築の土台や敷地の舗装として施工されるコンクリートの耐荷重量は1平方メートルあたり18キロニュートンです。ニュートンとは重力に関わる物理的な単位のことで、1キロニュートンは102kgに相当します。つまり1平方メートルあたり約1800キロ以上の重さが掛かるとコンクリートは破損してしまうことになります。
5t=5000kgなので、継続して設置し続けるとどんどん下のコンクリートに負荷が掛かってしまうということなのですね。
コンクリートブロックで仮基礎を設置してみた
当初はコンテナの下にコンクリートブロックを敷いてみたそうです。しかし予想以上にもろく、すぐにヒビが入ってしまいました。市販されているコンクリートブロックの耐荷重量は一個あたり約8ニュートンである場合が多いので、どこにどれだけ置くかで変化するものの、5000キロの重さに耐えることは難しいのです。
さらに、壊れるたびに一度コンテナを持ち上げて新しいブロックを敷き直す必要も出てきたので、手間や費用を考えるとあまり現実的な対策ではありませんでした。
プラスチックブロックが耐久性にすぐれていた
プラスチックブロックをコンクリートブロックの代わりに設置したところ、劣化の速度が遅くてぼろぼろにはなりません。耐久性がコンクリートよりも高かったためです。
プラスチックは防水性が高く、雨や風の影響を受けにくい特徴があります。そのため風化するリスクが低く、コンクリートブロックと同じ重さを支えながら長期間に渡って使うことができるのです。そのため、コンテナハウスのような重量を支える仮基礎としては十分な性能を持っていたのでした。


まとめ・今後追加でコンテナを購入する場合にも利用したい
コンテナを底上げしたことで、地面からの湿気を防ぐ事もできるようになりサビによる経年劣化も遅らせることができるようになりました。
今後事業拡大に伴って顧客が増え、さらに荷物置き場が必要になるかもしれません。その場合もコンテナを追加購入し、同じくプラスチックブロックで基礎をつくりたい。そうすれば費用や設置の手間に困らずお店を経営できそうだ。と結果に満足していただけました。
