ディスプレイなどの大型機材を倒さず配送するには?最適な梱包材をご紹介!

- 緩衝材
テレビのディスプレイのような大型の電気機器が配送中倒れないように梱包するのは大変です。特に、企業さんが開発中のモデルなどは、ぴったりはまる型もないでしょうから、梱包材選びにも迷うのではないでしょうか。
繊細な機材ですから、傷や破損がないように転倒のリスクはなるべく取り除かなくてはいけません。そこで、ぴったりな梱包方法を紹介しましょう。品物を守りつつ、物流コストも下げるための資材選びの解説です。
発泡スチロールによる梱包
発泡スチロールは家電などの梱包に多様される資材ですね。摩擦力が高く、固定性能がたかいうえに、軽くて加工もしやすいことから、入れ物としても利用されます。
しかし、簡単に形を変えることはできません。カッターで削るなどして形を整えることができても、ぴったり嵌るようにするのは素人では難しいでしょう。また、質量が大きく処分や保管が大変というデメリットもあります。
発泡ポリエチレンシートは破れやすい
発泡スチロールに似た素材でできた発泡ポリエチレンシートでは、薄く扱いやすいので様々な形の物を包むことに適しています。形が複雑なものに対しては、丸めたり畳んだりして大きさや厚さを整えることもできます。
しかし、一定の方向に掛かる力の度合いが大きくなりすぎると破れてしまうデメリットが。破れやすさの度合いを考えるとエア緩衝材よりも高く、ディスプレイ本体が割れないようにするにはやや強度が足りません。
紙緩衝材はかさばる
カーボンペーパーやクッションペーパー、巻きダンボールなどに代表される紙緩衝材は、軽く柔らかく折り曲げたり巻き付けたりするのが簡単なことがメリットといえます。好きな形にカットして使うこともでき、大型家電や家具などを包んで配送することに向いています。
しかし、折り曲げやすくなっている分強度が低くなっていて、クッション作用も低くなっていることがデメリットです。そのため衝撃に弱いものを梱包することには向いていません。また、ゴミに出すときにかさばって手間がかかるということも考えておかなくてはいけません。
エアー緩衝材で商品の隙間を埋める
ビニールシートの中に空気を入れて作るエア緩衝材は、空気の入れ方によって形を整えることができます。特にバブル型は空気の入る部屋の大きさがとても小さいので、商品を包み込んで保護するのに向いています。
また、切り取って畳むことで細かい隙間に詰め込むことも可能です。ポリエチレンシートよりも弾力性に富んでるので、角や脚など傷つきやすい箇所を衝撃から守ることに最適といえます。より安全に商品を配送したいなら、全体をエア緩衝材で包む、細い部分は二重に、角ばった部分には畳んだ緩衝材を詰め込むなどの方法がいいでしょう。